「着飾る恋には理由があって」をみてふと疑問が浮かびました。関ジャニ∞ってこれまで何回結婚したんだろう？気になったなら調べてみよう、ということで、関ジャニ∞さんが過去に出演した映画、ドラマについて調べました。
注意
＊今回の記事の制作は、関ジャニ∞メンバーの過去の出演作品についてまとめるところから始めました。この記事に書いてあることは、そのまとめ表を見ながら私の主観を交えて関ジャニ∞さんの過去のドラマ映画についてまとめたものになります。
＊まとめた表は記事の最後に載せておきます。なかなかの分量のものにはなりますが、極力主観を含まない純粋なデータですので、正直記事本編よりこちらを見てほしいくらいの気持ちで作りました。ひとによるかとは思いますが、Wikipediaや年表みたいなものを眺めることを楽しめる方に特におすすめです。ぜひご覧ください。
＊こちらの記事には、過去の関ジャニ∞さんが出演したドラマ、映画についてのネタバレが含まれます。過去作をまっさらな気持ちで楽しみたいという方にはお勧めできません。
＊この記事で扱っている作品には、筆者が未視聴のものが含まれます。ネット上で情報を探して書いていますが、実際に見ていない作品について、誤った内容を書いてしまっている可能性があります。もし間違いを見つけられましたら、優しく指摘いただければ嬉しいです。
- 結婚した回数
＊「結婚した」とは、作中で結婚した、プロポーズした、既婚のキャラクター(離婚、死別も含む)のことを指す。
＊脱退メンバーは、関ジャニ∞所属期間に出演した作品のみ数カウント。(内くんは2013年に出演したドラマ「天国の恋」で偽装結婚する役を演じた。結婚したのはこの一回のみ。)
関ジャニ∞さんがそれぞれ、これまでに結婚した回数は以上の通り。
結婚率(出演した作品のうちどれぐらいの割合で結婚しているか)は、
横山裕 4.8% (42作品中2回)
村上信五 9.0% (22作品中2回)
渋谷すばる 7.1% (14作品中1回)
丸山隆平 6.4% (31作品中2回)
安田章大 3.1% (23作品中1回)
錦戸亮 17.9% (39作品中7回)
大倉忠義 17.9% (28作品中5回)
内博貴 0.0% (4作品中0回)
となりました。
2．結婚傾向
メンバーごとの出演作品の傾向から結婚した回数の違いについて考えていきます。
- 出演数と主演の数
上はドラマ映画の出演数、下はそのうちの主演の割合を示したグラフです。見比べると、出演数が多く主演も多い錦戸さんと大倉さんの結婚率が高いといえると思います。
- 演じた時期
10代、20代、30代、40代でそれぞれいくつのドラマ映画に出演したかを示したグラフです。
関ジャニ∞(特に年上組)が10代～20代前半の頃はjr黄金期と呼ばれる時期で、「危ない放課後」「七人のサムライ J家の反乱」「行け行けイケメン」など、jrを主演に置いたドラマや、一話ごとに違うjrが主演を務める「熱血恋愛道」「史上最悪のデート」などのドラマが数多く放送されました。特に、横山さん、渋谷さん、村上さん、錦戸さんはそういった作品に出演することが多かったようです。
渋谷さん、村上さんに関しては、出演した作品のうち、こうしたドラマの割合が高めで、若いうちに若い役を多く演じたことも結婚率が低いことに影響しているといえると思います。
3．考察
＊これ以降は、私の主観を多く含む考察になります。
・横山さん
結婚した作品「13歳のハローワーク」「少年たち」
10代のころからコンスタントに多くのドラマ映画に出演している横山さんが、結婚した回数が極端に少ないのは、出演してきた作品と演じてきた役柄が原因といえると思います。
横山さんは高校生役を4回、大学生役を4回演じていますが、このうち 20代で高校生役を2回、30代で高校生役と大学生役をそれぞれ1回ずつ演じています。
他にも、警察関係(「CONTROL～犯罪心理捜査～」「絶対零度～特殊犯罪潜入捜査～」「ON 異常犯罪捜査官」)、犯罪プランナー(「左目探偵EYE」)、番組ディレクター(「ザ・クイズショウ」)漫画家(「コタローは一人暮らし」)など、クセの強い役柄が多い印象。
横山さんに非現実みが強い役を演じてほしい人がのかもしれません。
・渋谷さん
結婚した作品 「味園ユニバース」
渋谷さんは、まず演技仕事の数が多くありません
デビュー前に出演したドラマは6作品。役の詳細が不明なものを除いてすべて中学生か高校生役です。(プラトニック・セックスでは恋人と半同棲している。)
デビュー後の出演作品8作品のうち、メンバー全員出演が5作品(8UPPERS、エイトレンジャー(２)、パパドル！、生きてるだけでなんくるないさ)、メンバーとの共演作品が２作品(ダブル(複体)、ありがとう、オカン)で、単独出演した作品は「味園ユニバース」のみでした。
役柄やあらすじを見ていると、渋谷さんに何かを背負った表情をして欲しい人が毎回関わっとるんか？と想像してしまいました。
・村上さん
結婚した作品 「マイガール」「生きているだけでなんくるないさ」
村上さんが出演した作品のうち、単独主演か、単独でレギュラー出演をしたのは、「ママチャリ刑事」「ネバーランド」「はぐれ刑事純情派」「マイガール」「生きてるだけでなんくるないさ」「ハクション大魔王」の5作品。このうち、「ママチャリ刑事」と「ネバーランド」はjr時代の出演であり、共に学生役です。ハクション大魔王は人外なので例外とすれば、「マイガール」「生きてるだけでなんくるないさ」で既婚者を演じている村上さんは、実は結婚率が高いといえるかもしれません。(「マイガール」では離婚してるけど)
・丸山さん
結婚した作品「ボーイズ・オン・ザ・ラン」「着飾る恋には理由があって」
丸山さんは、その年齢で演じておきたい(演じてほしい)役を得てきた人に見えます。(21歳で森蘭丸(享年18)、23歳で沖田総司(享年25)を演じていたり。)実年齢と役の年齢に差が少ないことからも、所謂年相応の役を演じてきているイメージがあります。
元気で明るい三枚目という、丸山さんのパブリックイメージに近い役柄が多く、共に助演での出演が多い横山さんの役柄と比較すると、実際にどこかにいそうな役柄を演じることが多いと思います。
ざっくりとですが、年齢を重ねるにつれ、「主人公の周辺の気のいい若者」から「導く側の頼りになる大人」へと求められる立ち位置が変わっているイメージがあります。「着飾る恋」を経てこれからどんな役を演じるのか考えてワクワクしています。
・安田さん
結婚した作品「エイトレンジャー２」
エイトレンジャー２のブルー、安原俊さんには死別した妻子がいて、これが安田さん唯一の既婚者役でした。安田さんは関ジャニ∞の中で最も舞台の出演数が多い人で、2016年以降ドラマ映画への出演はありませんが、「俺節」「マニアック」「忘れてもらえないの歌」「リボルバー～誰が「ゴッホ」を撃ち抜いたんだ？」と舞台の出演が続いています。
舞台も含めた安田さんの演じてきた役柄を並べてみましたが、そこに傾向や共通点を見つけることは非常に難しいです。
安田さんは、どんな役でもできそうな人だからこそ役柄が多様なのだと思いますが、「人生で一番の間違いないはまり役」を見つけることが難しい人だと思います。
・錦戸亮
結婚した作品「犬を飼うということ～スカイと我が家の180日～」「全開ガール」「パパドル!」「抱きしめたい -真実の物語-」「ごめんね青春！」「ウチの夫は仕事ができない」「西郷どん」
錦戸さんは年1回以上のペースで映画、ドラマに出演していました。初主演作品は2000年の「Peace Wave～ウクレレと少年～」(当時17歳)ですが、次の主演は、2009年の「オルトロスの犬」でした。
連ドラ主演2作品目である「犬を飼うということ～スカイと我が家の180日～」以降、単独主演・準主演作品が11作品あり、そのうちの6作品で既婚者設定、もしくは作中でプロポーズする展開がありました。
・大倉さん
結婚した作品「100回泣くこと」「はなちゃんのみそ汁」「モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-」「窮鼠はチーズの夢を見る」「知ってるワイフ」
大倉さんが作中で結婚した作品5作品のうち、4作品が主演作品でした。特に、最新から遡って3作品では続けて既婚者の役を演じており、3作品とも離婚を経験しています。
共に出演作品も主演作品も多い錦戸さんと大倉さんは、20代半ばから主演・タイアップ作品が多くなり、結婚する役はそれ以降であるという共通点がありました。
・内さん
結婚した作品 なし
内さんが関ジャニ∞脱退以前に演じた役は、詳細不明のものを除いて中学生か高校生の役でした。
2005年「がんばっていきまっしょい」に錦戸さんと出演。放送期間中に活動休止になり、第3話までの出演となりました。
2005年、活動再開してドラマ「一瞬の風になれ」で主演。事実上の脱退後でしたが、錦戸さんが友情出演しました。
4.おまけ
①共演ジャニーズ
関ジャニ∞メンバーと最も多く共演したジャニーズ
| 人物 | 作品 | |
|---|---|---|
| 1位 | 二宮和也 | 「あぶない放課後」「拝啓、父上様」「大奥」「流星の絆」「フリーター、家を買う。」 |
| 相葉雅紀 | 「演技者。」「新宿少年探偵団」「バーテンダー」「三毛猫ホームズの推理」「マイガール」 | |
| 2位 | 長瀬智也 | 「白線流し～二十五歳」「歌姫」「泣くな、はらちゃん」「フラジャイル」 |
| 3位 | 草彅剛 | 「フードファイター」「僕の生きる道」「TEAM4」 |
| 松岡昌宏 | 「必殺仕事人シリーズ」「ヤスコとケンジ」「13歳のハロー ワーク」 | |
| 大野智 | 「演技者。」「歌のお兄さん」「もう誘拐なんてしない」 |
| グループ | 回数 | |
|---|---|---|
| 1位 | 嵐 | 15 |
| 2位 | Hey！Say！JUMP | 9 |
| 3位 | TOKIO | 8 |
②兄弟姉妹
兄弟姉妹のいるキャラを演じた作品
| 兄弟内訳 | 作品 | |
|---|---|---|
| 横山裕 | 姉1 | フードファイト |
| 腹違いの姉1 | 演技者。 | |
| 弟1 | 左目探偵EYE | |
| 兄7 | 屍活師 女王の法医学 | |
| 渋谷すばる | なし | |
| 村上信五 | 兄2 弟３ | 七人のサムライ J家の反乱 |
| 丸山隆平 | 兄3 弟2 | 七人のサムライ J家の反乱 |
| 安田章大 | 兄4 弟1 | 七人のサムライ J家の反乱 |
| 姉1 弟1 | ROMES/空港防御システム | |
| 妹1 弟1 | 夜行観覧車 | |
| 兄1 | なるようになるさ | |
| 妹1 | スキャナー 記憶のかけらを読む男 | |
| 錦戸亮 | 兄5 | 七人のサムライ J家の反乱 |
| 兄1 | 1リットルの涙 | |
| 弟1 | 一瞬の風になれ | |
| 兄1 妹1 | 流星の絆 | |
| 大倉忠義 | 妹1 | ヤスコとケンジ |
| 姉1 妹1 弟1 | 生まれる。 | |
| 妹1 | Dr.DMAT | |
| 妹1 | 知ってるワイフ | |
| 兄1 弟1 妹1 | クローバー | |
| 内博貴 | 兄1 | 一瞬の風になれ |
③職業
・関ジャニ∞のメンバーが最も演じた役柄は高校生(18回)。
・職業では警察官が最も多い。
階級順に並べると、
寺西景 警視庁刑事部強行犯捜査課 警部補 (CONTROL)
山内徹 警視庁総務部資料課分室(未然犯罪捜査班) 巡査部長 (絶対零度)
久遠健志 神奈川県警鑑識課 巡査部長 (ジョーカー)
湯田康平 警視庁捜査一課殺人犯捜査十係 巡査長 (ストロベリーナイト)
東海林泰久 警視庁刑事部捜査第一課 巡査 (ON 以上犯罪捜査官)
真木大輔 山手中央警察署刑事課 巡査 (はぐれ刑事純情派)
代官山修介 刑事部一課強行犯係 巡査 (ドS刑事)
(以下、階級の表記なし)
佐々部悟 警視庁捜査一課 刑事 (スキャナー)
石津良平 操作第一課殺人捜査第八係 刑事 (三毛猫ホームズの推理)
青木郷太 警視庁捜査一課 刑事 (お天気お姉さん)
向坂(田中夢人) 刑事
・実在の人物を演じた作品
安田さん フィンセント・ファン・ゴッホ (舞台「リボルバー～誰が「ゴッホ」を撃ち抜いたんだ？」)
・教師を演じたことがあるのは丸山さん、錦戸さんのみ。丸山さんは小学校教師を２回(「円卓 こっこ、ひと夏のイマジン」「地獄先生ぬ～べ～」)錦戸さんは高校の国語教師を2回(「オルトロスの犬」「ごめんね青春！」)演じている。
・2014年10月からのクールの「ごめんね青春！」「地獄先生ぬ～べ～」では、同時期に国語の教師を演じた。
・錦戸さんは高校教師役を演じていた「オルトロスの犬」放送期間中の24時間テレビスペシャルドラマ「にぃにのことを忘れないで」にて高校生役を演じた。
・錦戸さんは区役所職員(ラスト・フレンズ)、市役所職員(羊の木)、県庁職員(県庁おもてなし課)を演じたことがある。
5. まとめデータ
Excelで作成した表をGoogleスプレッドシートで共有します。
画面左下の「ドラマ」「映画」「舞台」の部分から、各項目のシートに移動できます。
横山裕 関ジャニ∞自由研究2021 - Google スプレッドシート
渋谷すばる 関ジャニ∞自由研究2021 - Google スプレッドシート
村上信五 関ジャニ∞自由研究2021 - Google スプレッドシート
丸山隆平 関ジャニ∞自由研究2021 - Google スプレッドシート
安田章大 関ジャニ∞自由研究2021 - Google スプレッドシート
錦戸亮 関ジャニ∞自由研究2021 - Google スプレッドシート
大倉忠義 関ジャニ∞自由研究2021 - Google スプレッドシート
内博貴 関ジャニ∞自由研究2021 - Google スプレッドシート
6．まとめと感想
役柄や演じた時期を見てみると、役者としての関ジャニ∞のぱーぞなるイメージ的なものが見えてくる気がします。奇跡の40と称される美しい容姿をお持ちな横山さんが、非現実的な不思議な役柄を経験していたり、器用リッチな安田さんの役柄の振れ幅がとても広かったり等々。
渋谷さんの役柄に音楽がかかわっていることが多いことや、その代表作が「味園ユニバース」であることも、とても渋谷さんらしいなと感じますし、ハクション大魔王が代表作としてイメージが強いけど、裏結婚率的なものが高い村上さんもらしいといえるかも、と思います。
役歴を見ていて、演じてほしいと思われる役が変わっていって、新しい役を見つけているのかな、という様が見える人もいました。丸山さんがバラエティの三枚目なイメージを体現するような陽気でお人好しなキャラクターを経て、「着飾る恋」の陽ちゃんのような優しくて頼りになる大人役を演じるようになったり、遅咲き目の大倉さんが、イケメン役やかわいい役、少女漫画の実写、医療モノ刑事モノetc色々演じてきて、視聴者に嫌われる所謂クズ役が話題になったり...。
錦戸さんは、その仕事量や演技の評価にひたすら圧倒されました。いつの時代も圧倒的忙しおじさんでした。
結婚とは、初めて自分で家族を選ぶことであり、それを選んだ人の人生においては大きなターニングポイントになることだと思います。誰かの人生の一部を描くドラマや映画を作る人たちが、どんな人生を、役者としての関ジャニ∞さんに演じてほしいと思うのか、結婚というテーマに絞って調べてみると、その一面が垣間見れたような気がします。今回はシンプルで分かりやすい視点として結婚を一つテーマに置きましたが、もっと他の視点でも役者としての関ジャニ∞さんを知って、言語化できたら楽しいだろうなと感じました。
思い入れがあることほど自分の言葉に納得がいかなくて、言語化を沢山諦めてしまった部分がありました。好きなことほど言葉にできないことは悔しくてしんどいけど、好きなことについて真面目に悩んでる時間はありえんほど楽しくて、ほかの楽しみが何もない夏でしたが、関ジャニ∞さんと自由研究のおかげで楽しい夏にすることができました。
もしいらっしゃればここまで読んでくださった方、駄文に最後までお付き合いいただき大変ありがとうございます！お時間あれば、感想などいただけると大変喜びます！
