第二回関ジャニ∞自由研究展示会場

#SUPEREIGHT自由研究会

ただいま第2回関ジャニ∞自由研究の展示を行っています

コント∞レンジャーをよく見てみる 【とら】

はじめに

こちらは関ジャニ∞が2005年からライブ内でコントとして行っている∞レンジャーについて考察した記事です。
筆者は関ジャニ∞のファンになる前、特撮のヲタクを長年していましたので、メンバーカラーという概念を大切にする関ジャニ∞の文化がとても好きです。その色の概念を大切にする文化は色がキャラの名前やスーツに反映された∞レンジャーをデビュー当時からやっているからだと考えており、コント∞レンジャーには特に思い入れがありますので、今回の研究のテーマにさせていただきました。

*考察というか、∞レンジャーの映像を全部見直した感想のようなものが一万字以上続きます。改めてじっくり見返したため、あまり見ていないものについて忘れている細かい部分について思い出していただけるかもしれませんが、基本的に新解釈も何もなく生産性がありません。お時間あるときに斜め読みしていただけば幸いです。

*盛大なネタバレを含みますので、まだ∞レンジャーの収録された円盤で見た事の無いものがある場合はネタバレの気配を感じたら自衛してください。もしくは見てから読んでください。

 

∞レンジャーとは

公式ファンクラブ内のブログのタイトル関ジャニ∞戦隊∞レンジャー」をもとに、2005年から関ジャニ∞がライブ内で行う戦隊パロディのコント。メンバーの横山裕さんが脚本を担当。初期のライブでは毎回披露されており横山裕さんのソロコンでも上映されています。初期のライブはDVD化されていないものも多く、映像として残っていないストーリーも多く存在します。2012年にメンバー主演で映画化され、その際にスーツのデザインが更新されるとともにライブでも復活。2014年に映画の続編が公開され、また新しいスーツができました。2019年の五大ドームツアー十五祭ではライブ中の映像ラブスタグラムにて登場。また、47都道府県ツアーupdateに伴ってファンクラブ内に開設された動画サービス関ジャニ∞TVにも登場しています。(ナスレンジャー単体ではジャニーズ公式Youtubeにも登場)2020年8月8日に松竹座から配信されたライブにおいて、最初期のスーツを着て上演されたのが最新版。

(余談ですが、映像としては残っていないがデビュー当時から行われていたコントであるためピンクレンジャーも存在したと考えられます。様々なパロディやキャラを演じてきた関ジャニ∞の中でも、八人分のモチーフがあるのは∞レンジャーとBOYのみであるという話もあります。)

・本記事では映像として残っている Heat up! 47 PUZZLE EIGHT×EIGHTER 8EST 十祭 関ジャニ’sエイターテイメント十五祭の各円盤と、8月8日の配信ライブの筆者のメモを参考にしています。

・ライブ映像中の表記には表記ゆれがありますが、メニュー画面ではどれも∞レンジャー表記となっている為、この記事ではコントはライブ中のコントコーナーは∞レンジャー、映画はエイトレンジャーと表記しています。

コント毎のまとめ

Heat up! 47 PUZZLE 8EST 十祭 関ジャニ’sエイターテイメント ドリアイの各ストーリーについて、ヒーロー性、ストーリー性、パフォーマンス性を☆五つで独断と偏見で評価してそれとともにあれこれ書きました。

 

別の記事に、∞レンジャーのあらすじをまとめましたので、ストーリーを忘れた方はこちらも参照ください。

kj8kenkyu.hatenablog.com


Heat up! 

「∞レンジャーまさかの解散 取り戻せ友情」の巻

ヒーロー性    ☆☆☆☆☆

ストーリー性   ☆☆☆☆

パフォーマンス性 ☆☆

 

倒すべき敵BAD団が登場し、対決シーンもあり必殺技も使っているためヒーロー性は高く評価。個人のパフォーマンスよりストーリーを重視した構成。ブラックがきっかけで内輪もめが起こり、レッドとブラックが対立。アリーナの公演で、メンバーも若いためめっちゃ走り回ります。Wikipediaによると、2005年の初演から一度中断された2008年まで外伝含め8つのストーリーが存在するらしいですが、初期で映像に残っているのはこのHeat up!と47都道府県ツアーのみであり、初期の∞レンジャーの様子を見れる貴重な円盤となっています。

 

 

47 

∞レンジャー 恋の予感!?揺れ動く、愛と友情の狭間で」の巻

 

ヒーロー性    ☆☆

ストーリー性   ☆☆☆☆

パフォーマンス性 ☆☆☆

登場した際、前提として街(収録された公演では東京ドーム)が平和で、倒すべき敵はいません。ブルーの彼女と彼女の男は悪いヤツですが、∞レンジャーが倒すべき敵ではなく、戦ってもいないのでストーリー重視と評価。歌が間に2曲ある為、Heat up!よりパフォーマンス性を高めに評価。

今作でもブラックは孤立しますが、Heat up!で子供っぽくすねていたのとは異なり、仲間を案じるあまり不器用さから孤立するというものです。仲間の大切さを描いたストーリーとなっています。他のストーリーでは子供っぽい面が多く見える∞レンジャーですが、今回は共通して仲間のブルーの幸せを願い、傷つけまいとし、支え背中を押す為、メンバーひとりひとりのセリフや行動がみな大人びており、優しさにあふれています。個人的にはイエローの「俺らおるやんけ。お前の痛みも苦しさも悔しさも俺らが全部抱きしめる」というセリフが好きです。それぞれの演技も力が入っており、特にブルーの演技力の高さが光ります。が、沖縄公演のシャッフル版ではブラックを中心にボケ倒し、やっぱり笑いに行ってしまう関ジャニ∞らしさを感じました。

(47は東京公演が収録されていることもあり、関東のJrがたくさん出演していて、「俺、ジャニーズジュニアの京本大我だけど!」はあまりにも有名。それ以外にも、主にソロコーナーで幼いSnow man、Six TONESのメンバーが多く映り込んでいます。スノストも好きな方は必見です。)

大まかな脚本があるがアドリブの多い∞レンジャーですが、47のレンジャーには告白大喜利のコーナーがあり各々の完全なアドリブによる公演違いの告白が見られます。(Wikipediaによると47都道府県を回り公演数が多いため日替わりにする為に設けられたコーナーだそう。)

 

PUZZLE 

「帰ってきた∞レンジャー 隣の芝生は何色に見える?」の巻

ヒーロー性    ☆

ストーリー性   ☆☆☆☆

パフォーマンス性 ☆☆☆

 一年ぶりに披露された∞レンジャー。敵が登場せず、完全に仲間割れを起こして対立するため、ヒーローとしてはどないやねん。イエローに刺されたナスが、イエローの部分のパズルのピースによって助かった、など細かいところにこだわっています。

これまでブラックひとりが孤立することが多かったですが、三対三とナスという完全な分裂を起こします。横山さんの脚本はハプニングを経て仲間の絆を深めるというものが多く、ライブツアーPUZZLEは5周年という節目を迎えるツアーだったため、二つに分裂するというより大きなハプニングが起こり、それを乗り越えることでより一層団結するという脚本になったと推察されます。ただし、Heat up!におけるイエローや、47におけるブルーのようなメンバーが心を痛めたり悲しんだりする展開がないため、結構やりたい放題にキャラが崩壊しており、喧嘩のシーンもわちゃわちゃ感が強い仕上がりとなっており、ナスが死んで悲しんだのも束の間で、すぐパズルを囲んでニコニコしていたり、シリアス要素は非常に薄いストーリーです。

ここからは完全に個人の感想です。

ブラックはセンターで歌えない、レコーディングがすぐに終わる、といったことに不満を抱きレッドに立場を代わってほしいと主張すします。それに関してブルーは、自分の色にコンプレックスがあるのではないかと話すシーンがあります。このブラックのコンプレックスは、ほとんどそのまま横山さん本人の抱くコンプレックスではないかと思えてしまいます。最近ボイトレを始めた横山さんですが、以前の関ジャムでのボイトレ回で声の判定を拒むなど横山さんの中での歌に対するコンプレックスは根深いものなのではとおもえるようなシーンが多いように思えます。そんなコンプレックスや現実をポップに描く脚本は最新のドリアイの、センターがいなくなったことをネタにする脚本にも表れているような気がします。そのどちらでも、そんな現実にへそを曲げずに元の色でいるのが一番、や仲間と力を合わせることが大事という結末にたどり着きます。現実をみつつもいつでもハッピーエンドを目指すような横山さんの脚本が好きですという話です…

 

8EST

「∞レンジャー 史上最大の大決闘!救世主はお前!?」の巻

ヒーロー性    ☆☆☆☆

ストーリー性   ☆☆☆☆☆

パフォーマンス性 ☆☆☆☆

ヒーローとして姫を守るために狼と戦い、それぞれの見せ場となるパフォーマンスもあり、白雪姫の物語を踏襲して王子としてバブーンさんが登場するなどストーリーとしても意外性があり、全方向に優れた名作と思っています。

これまで仲間割ればかりを起こしていた七人がまた揉めかけた時に、試練を用意して仲間割れを起こさせずに団結させる永年郎さんすごい。

映画版の主題歌やフォーメーションが新たに誕生しても初期からのテーマ曲∞レンジャーで登場しポーズも変わらず、エンディングにて映画版の主題歌とフォーメーションを用いるスタイルがここからできました。

映画エイトレンジャーを受けて復活したため、スーツも映画版のものを使っており、冒頭で映画のネタを使ってたりもします。イエローが永年郎さんに毒づく所は錦野さんぽさがあり、オレンジが時折敬語キャラなのも素の丸ノ内さんぽさがあるようにも見えます。

唐突に出てきて唐突に立ち去っただけの謎のおっさん、何者。

長居スタジアムでは濡れたステージでこけまくったこともありアドリブが激しいですが、メイキングに収録された抜粋を見ても全体にアドリブの多いストーリーだったと思われます。特典が手厚いテイチクさんのおかげで初回盤のメイキングではバブーンさんとのやり取りやイエローのツッコミ集、オレンジの一発芸集なども一緒に楽しめます。

このストーリーでそれぞれのパフォーマンスのコーナーができたことで、ストーリー重視だった∞レンジャーの新しいパフォーマンスの形ができ、エイタメのパフォーマンスを見せるための∞レンジャーの原型になったと考えられます。

 

十祭 

「∞レンジャー 恋のトライアングル!一途な想いの結末は…!?」の巻

ヒーロー性    ☆☆

ストーリー性   ☆☆☆☆☆

パフォーマンス性 ☆☆

敵と戦う描写は一切なく、完全に内輪の話で曲もほぼ挟まらないコントとしての色の強いストーリーです。

ヨコヒナ 気まずい 倉安というすごくわかりやすいカップリングで、この組み合わせにしたらeighter喜ぶやろなぁという横山さんの素直さが素敵。惚れた相手の好きなところなど全体的にeighterへのサービスカットが多く、十周年のファン向けイベントらしいストーリーだと思います。しかし、ブルーに刺さったほれーる矢が偽物であるという想像を裏切るオチがあり、そのことを示す伏線も改めてみるとたくさん見つかる緻密さもあり、ただの恋愛系ドタバタコメディで終わらないところが見事です。

ひとりひとりのパフォーマンスはなくなりましたが前回の一発芸コーナーに続きオレンジというか丸山さんの見せ場は健在でモノマネをしています。

 

関ジャニ’sエイターテイメント 

「∞レンジャー イッツショータイム 見せつけろレンジャー魂」の巻

ヒーロー性    ☆☆

ストーリー性   ☆☆

パフォーマンス性 ☆☆☆☆☆

ライブで新スーツが初めて使われた回。一応冒頭で子供たちは救っている。コントというよりパフォーマンスに大きく振った構成で、急にナスが死ぬなどリサイタルのコントの要素も盛り込まれているように思われます。

お金を昔よりも多く使えるようになった分をせっかくかっこよく作った冒頭のOP映像のパロに使ったりセットの機構をフルに使ったちょっと残念なパフォーマンスに活用するところが関ジャニ∞らしくて愛おしい。

エイタメはアルバム発売なしで周年のライブでもないため、古い曲や∞レンジャーも盛り込まれた、ご新規様ホイホイ円盤になっていると思います。

 

Jahnnys's DREAM IsLAND 2020-2025~大好きなこの街から~

∞レンジャー センター不在 誰がセンターの器なのか?」の巻

ヒーロー性    ☆☆☆☆

ストーリー性   ☆☆

パフォーマンス性 ☆☆

最初期のスーツ、BAD団の登場、必殺技、一人身勝手なブラック、と初期の∞レンジャーの要素を盛り込んだストーリー。このライブのセトリもデビュー当時の松竹座を強く意識したものだったため、当時の∞レンジャーに近い脚本になったと思われます。

PUZZLEでも少し触れたように、人数が減ったこと、センターがいなくなったことをポップにネタにしており、そんなことまで笑いに昇華できる今の関ジャニ∞らしさも詰まったストーリのように思えます。公演時間が短い中で、当時の松竹座のレンジャーを再現しつつ今の関ジャニ∞らしさももりこんだ見事な横山脚本すごい。また、あの構成のライブにおいて∞レンジャーがあったことは関ジャニ∞の歴史を語るうえで∞レンジャーが欠かせないものとメンバーにも認識されているという事ではないかとも考えられます。

ブルーが感電しなかったのは何かの複線かと思いきや回収されることはなく…いつか真相求む…

不在のグリーンはどのようにセンターの適正を主張したのか、それもいつか知りたいです。私はグリーンは背が高いからセンターに立ってフォーメーションを組んだ時の見栄えがいい、ちっちゃいブルーがセンターだとグリーンが端ではサイズのバランスが取れない、という主張を想像しました。皆様の説も教えていただければ嬉しいです。想像の余地があるストーリーでした。

 

番外編

・COUNTDOWN LIVE 2009~2010 in 京セラドーム大阪

東京ドームで行われたジャニーズカウントダウンの中で京セラからの中継で登場。嵐のone loveをパフォーマンスしました。ライブDVDのエンドロールに少しその様子が写っています。この年のカウコンでは忍者のコスプレも披露し、ここから関ジャニ∞がカウコンで野菜、寿司、いろんなチャンピオンなどコスプレをするようになっていきました。

・EIGHT×EIGHTER

「∞レンジャー、ごぶさたしてます。今年こそはよろしくお願いします」の巻

2011~2012にかけて行われたツアーのオーラス公演で、2009年以来中断していた∞レンジャーの復活を宣言するために登場。配信を除いて旧レンジャースーツが最後に見られたのはこの回。ストーリーはなし。テーマ曲ともんじゃい・ビートを歌唱。この年に映画が公開されました。

 

・十五祭 ラブスタグラム

映画2のスーツを着た∞レンジャーとキャンジャニの合コンという形でライブ中の映像に登場。ブラックは物販の映像にも登場しました。映画版の人物名を名乗っていましたがキャラは忘れていた模様。

 

関ジャニ∞TV

コロナがはびこる世界を救うためにリモートで2回登場。eighterに癒しの時間を与えるべく、絆を見せつけるための以心伝心ゲームを行いました。見事成功し、地球吸えたらしい。強火安田担横山さんを見たい方におすすめ。二度目は∞レンジャーあるある俳句を作成しました。現在(2020/09/01)関ジャニ∞TVアーカイブが公開されていますので、ぜひ見てください。

メンバーごとのまとめ

ここからは、各キャラクターの発言や行動から、キャラとしての考察と、コント∞レンジャーにおける各メンバーの考察をしていきます。

ブラック

ブラックはストーリーのきっかけを作る役回りを多く担当しているため、子供っぽい部分が目立つトラブルメーカーです。特にレッドとは何度も喧嘩しています。不器用で短気な性格のようで、孤立することが多いです。初期の∞レンジャーは特に、主役を一人決めるとしたらブラックになるのではないでしょうか。

個人的ベストシーンは47の、ブルーの彼女の本命の男(京本大我)に頭を下げるシーン。どうにかしてブルーの幸せを守ろうと、一人で頑張ってしまう不器用でまっすぐな姿に心を打たれます。

映画では主役の立ち位置で、一回目の映画ではセンターに。まじめな性格で、刑事だった父に捨てられたというか過去がありました。

役名は横峯 誠。

横山さん

∞レンジャーの脚本演出を担当しているのが横山さん。自身が中心となって作っている為、演じるブラックが物語の展開を担うこともあり、MCなどでメンバーが自由になりすぎると軌道修正する役回りをになっている横山さんらしく、自由にボケることは少なくストーリーを展開していく役割を多く担っています。しかし、役割シャッフルをした47の沖縄公演ではオレンジというか丸山さんの誇張しまくったモノマネを終始し続け、シリアスな要素の強いストーリーの中でボケ倒し続けました。たまには自由にボケたいのかもしれない。

レッド

レッドは∞レンジャーのセンター。ブラックと一番対立することが多く、ブルーにはあの二人は似すぎ、グリーンには二人とも不器用すぎと評されています。47ではブルーの傍に寄り添い、ブラックとの仲を取り持つ大人な一面も見せていますが、PUZZLEでは唐突にキャラ変してイエローの子分になっていたりもします。中の人(渋谷さん)の気分でキャラがコロコロ変わりがち。七人の中でも特に中の人の色が強く出ているキャラクターで、渋谷さんとして見ればいいのかレッドとしてみればいいのか悩ましいところです。

個人的ベストシーンは47のこの星が輝く理由。渋谷さんの美声と歌詞が素敵で、この歌をBGMにメンバーが集まり、レッドに背中を押されたブルーがブラックと仲直りするシーンは感動します。(沖縄公演のグリーンによるこの星が輝く理由も聞いて。ぜひ聞いて。)

映画ではお酒を飲むと強くなる酔拳の使い手で、根はまじめ。2では真面目過ぎてヒーローであろうとするあまり一人裏切り、テロを起こします。

役名は渋沢 薫。

渋谷さん

渋谷さんは、バラエティやMCでもお馴染みの笑いのセンスをコント内でも発揮しまくり、爆笑を起こしまくります。一度スイッチが入るとボケが止まらず、独特のセンスでアドリブをとめどなく放ち続けます。彼がボケるとつっこみの村上さんが爆笑でしゃべれなくなることが多く、Heat up!のオーラス公演では笑いすぎて崩れ落ちたまま床をバンバンたたく村上さんが見れます。

Heat up!オーラス公演でグリーンの手を振りほどくアドリブをしてグリーンが見事なオチを編み出したり、8ESTでバブーンさんに絡みまくったり、長居スタジアムで狼と対峙するシーンで丸山さんとの連携でボケ倒し、滑って転んだり、彼が仕掛けたボケがメンバーとの相乗効果で爆笑を生むシーンも多々見られます。

一方で、∞レンジャーの歌の最後のえいとれんじゃ~~~~~の部分や、47のこの星が輝く理由、8ESTの狼との歌対決など、持ち前の歌唱力をコントでもいかんなく発揮しています。

ナス

ナスは、Heat up!ではメンバーがバラバラになるかもしれないという不安を感じて泣くイエローを慰めて抱きしめ、47ではブルーに仲間が彼のためにしたことを説き仲直りさせ、PUZZLEでは分列した∞レンジャーで中立を保ち、身を挺して関係を修復、お前らのためなら何でもするとまで言う、というように、初期の∞レンジャーにおいては子供っぽいメンバーをまとめたしなめる大人な存在です。特にほぼ全員がキャラ崩壊が多々起こしたPUZZLEは彼の大人な部分が目立ち、彼がいないと成立しないほどでした。回によってキャラが変わるメンバーが多い中、初期のストーリーではナスは一貫してまとめ役で、頼りになる存在でした。

しかし8EST以降はバブーンさんが登場する関係であまりしゃべらなかったり ほれーる矢でブラックに惚れたり、水槽に沈められて死んだりと多難な彼。横山さんの、村上さんをめちゃくちゃにしたい気持ちがあらわれていっているのかもしれません。

個人的ベストシーンは、Heat up!で泣き崩れるイエローを慰めるシーン。ためらうイエローに両手を広げたときのナスの笑顔は太陽よりまぶしいです。もう一つ、これはナスではありませんがバブーンさんに関わる全てが村上さんMVP。本当に面白くてかっこいいです。

映画ではチェリー。しかし2では惚れた相手が実は女装した男性であると発覚しても思い続け告白するというまっすぐさを見せます。

役名は村岡 雄貴。

村上さん

前述のとおり、初期はまとめるキャラだったためしっかりツッコんでカオスな場をまとめることが多かった村上さんですが、両手洗擦蔵さんやジャブ子さんからもわかる通り、キャラクターを演じるときはしっかり作りこんで入り込むタイプの村上さんは8ESTのバブーンさんで爆発。丁寧に作りこんだキャラのまままじめに演じて結果爆笑を巻き起こしまくります。ツッコミのイメージが強い村上さんですが、自由にボケるスイッチが入ったときの面白さは破壊的で、持ち前の少しの天然要素も加わってバブーンさんのターンはずっと面白く、あまりに面白いからテイチクさんがメイキングに入れてしまうほど。

シンプルに絡む大阪のおっさんのレッドとの口の悪い掛け合いでは相手のキャラに合わせて高槻の口の回るおっさんになり、ブルーには無理すな無理すな!!オレンジにはリズム狂うわあの子は!!と的確なツッコミをいれ、絶妙な掛け合いを繰り広げました。しかしアイドルの言葉使えください。バブーンさんの面白さは文字では説明できないので8ESTのメイキングを何度でも見てください。

オレンジ

オレンジは、不器用なイエローの代わりにブラックのもとに駆け付けて、イエローと仲直りさせたり、色を変えようというブラックに付き従ったり、サイドで活躍するキャラクターでした。

8EST以降は一発芸、モノマネ、変面とコントの中で彼オンステージな時間が作られ、中の人(丸山さん)の個性が光っていました。

イエローとの絡みが多く、不安で泣き崩れるイエローに寄り添う(ナスには邪魔と言われる)→ブラックにキレたイエローについていき、イエローと話をしてブラックの真意を察してブラックを助け、イエローとの仲を取り持つ→元気で居続けるのがもう嫌だからクール路線で行くと黄色いスーツを着てイエローと喧嘩(丸なんかとやってられへん!と言われる)と、関係性が変わっていっているのが面白いところです。

(ただの推測ですが、47では、イエローがブラックの真意に気付いたとされていますが、ブラックを殴って感情的になっているイエローに、ブラックがあんなことするときはなんか理由があると語りかけているのはオレンジなので、ブラックの真意をくんでいたのでは実はイエローではなくオレンジで、彼のやさしさでイエローが気付いたということに誘導して仲直りさせたのではないかとも考えられます。)

個人的ベストシーンはPUZZLEの、イエローと対峙してクールにしゃべろうとするも小ボケがやめられないシーン。元気で居続けるのがしんどいとイエロー願望をいだいたオレンジですが、結局元気に一発芸を思わずしちゃうところに嘘がつけない彼の素直さを感じます。まじめな空気で爆笑してしまう丸山さんらしさがにじみ出ていて、オレンジの人間らしさが愛おしくなるシーンです。

映画では気弱でモノマネをしていないと堂々としゃべれないキャラクター。~やでしかし!!という口調も実はモノマネで、素は敬語キャラ。大川君に詐欺を働いた前科あり。

役名は丸ノ内 正悟。

丸山さん

丸山さんは、ぱんぱんだの時もそうですが、被り物をするときに前髪をしまい込むタイプなので、新スーツになってからはずっと前髪がありません。顔がいいから大丈夫。

8EST以降∞レンジャーがストーリー重視よりパフォーマンス的になっていったのは、彼の一発芸オンステージがきっかけとして大きかったのではないかと思われます。十祭でもモノマネを披露し、エイタメの変面では説明ナレーション付きで変顔を披露しています。

47のブルーの告白を見に行く前の団体芸のきっかけをやっていたり、PUZZLEでイエローになってクール路線を目指しつつも一発芸を挟んでしまったり、変な気持ちになったり暴走したり、彼らしさがオレンジの挙動に沢山にじみ出ています。8ESTのバブーンさんの下りでは軌道修正を試みるまじめなところや、一発芸がうまくいってもうまんぞくやねーーんとなったりといった一面も見られました。愛おしい。

ブルー

ブルーはとにかく可愛さが目立つキャラ。47では彼女に少し盲目的なほど惚れて、二股かけられていたことが発覚しても幸せにしてもらえよと言葉をかける優しさを見せ、PUZZLEでは能天気と言われて能天気でーーすと素っ頓狂な声を出したり、8ESTでは狼さんと対決するもサルエルのスーツでキックが届かなくて、最後のきめ台詞が「ひとりでもできるもんね」だったりと、あどけなさやかわいらしさがたくさん見つかります。

一方で、Heat up!のブラックとレッドが似すぎている、PUZZLEでのブラック、オレンジ、グリーンは色にコンプレックスを持っているのではないか?などの発言から、仲間をよく見ている思慮深さも感じ取れます。

しかし十祭ではブルーの意外な一面が現れています。ほれーる矢が刺さってグリーンに惚れていると思われていた彼ですが、実は矢は刺さっておらず、矢が刺さった事を口実にグリーンと引っ付こうと画策したことが最後に明かされます。ブラックがほれーる矢を持ち出してすぐ写真を撮りに動いたことから、ほれーる矢を見た瞬間にそれを利用しようと考えたことが分かり、その行動力と頭の良さに驚きます。

この十祭でのブルーの行動には謎が多く残ります。白黒はっきりしていない部分について、少し考察してみます。ほぼ蛇足なので文字の色を変えます。飛ばしていただいても結構です。

まずコント内のけんかが始まったシーンを整理してみます。

喧嘩の流れをまとめると、

  1. グリーンがブラックを事の発端だと非難する
  2. ナスがブラックをかばいグリーンを非難して殴る
  3. ブルーがグリーンをかばいナスに暴言を吐く ついでにレッドに文句を言う
  4. イエローがレッドをかばいブルーを殴る ついでにナスに暴言を吐く
  5. ブラックがブルーに暴言を吐く
  6. グリーンがイエローに暴言(?)を吐く
  7. ブラック、ナス、ブルー、グリーン、イエローが小競り合いを始める
  8. レッドがナイフを取り出す
  9. オレンジ以外の全員がナイフを取り出し本格的な喧嘩が始まりそうになる

となります。

これを見ると、事の発端はグリーンですが、彼の主張はほれーる矢を持ち出したブラックが悪いというもので、いまさら言っても詮無き事ではあれどもっともな主張であるように思われます。そのあとナス、ブルー、イエローがそれぞれ惚れた相手をかばうついでに今回とは関係ないことでメンバーを非難し始め、その流れにブラックとグリーンも参加したことで争いが大きくなっていきました。

ここから、ほれーる矢の効能は「矢が刺さった人が矢を刺した人に多少盲目的に惚れてしまう。」というもので、それゆえ惚れた相手を贔屓してしまいそれ以外の相手への言動が雑に、時に攻撃的になるようだということが分かります。

喧嘩のシーンを見返すと、実は矢が刺さっていないブルーも、ナスやイエローと比べても違和感のない行動をとっています。この時のブルーの行動についての可能性をまとめると、以下のようになります。

  1. ほれーる矢が刺さった事を疑われないように演技をした。
  2. グリーンのことを好きになったことによって、ほれーる矢が刺さったのと変わらない心理状態になっており、普段はその思いをほかにばれない様に芝居をしていて、喧嘩の際の態度が素。

1の場合グリーンに噛み付くナスを見て瞬時に取るべき行動を判断したことになり、2の場合普段のブルーは完全に演技でブルーには完全な裏表があるということになります。どちらにしろ意外な一面です。

また、ブルーがいつグリーンのことが好きになったかもはっきりしていません。その後ブルーの想いが成就したのかもわかりません。謎が多く残る故、考える余地が残っていて想像を膨らませるとより十祭レンジャーを楽しめるかもしれません。

以上、十祭レンジャーのブルーについて考えられることを軽くまとめてみました。

個人的ベストシーンは非常に悩みましたが十祭のモノローグ。これまで素直でかわいいキャラだったブルーや、中の人(安田さん)の普段の行いがありきでないとあそこまでの意外性と怖さは感じられなかったと思います。腹黒いブルーよりかわいいブルーのほうが好きだけど…

映画版では青いものマニアというキャラ。実は失った奥さんが青が好きでそれに執着していましたが、2では奥さんと重ねてみていた女性を、代わりではなくその人が好きだということを自覚して告白し、奥さんへの執着から一歩前に進みます。

役名は安原 俊。

安田さん

安田さんは演技派で、キャラの設定にしっかり入り込み熱演します。特に47と十祭はその演技が光ります。47では、ピュアなキャラクターが強く伝わってきました。仲間の支えに泣きながら感謝したりするシーンも見事ですが、個人的にはブラックと言い争いをするシーンが好きです。告白が成功し、ほかのメンバーにはお祝いの言葉をかけてもらった幸せな気分のままふわふわとした口調で喜ばれることを前提でブラックに話しかけ、ブラックに思わぬことを言われ困惑し、支離滅裂な理由で別れろと畳みかけられて怒りを爆発させるまでの感情の移り変わりが表情や声色に現れていて、見事な演技だと思いました。

十祭では、実はグリーンが好きというのをボディータッチや話しかけるしぐさなど要所要所で表現していて、最後に結末を知ってから見直すとここもここも伏線だったんだという言動を違和感なくちりばめています。モノローグでの少し腹黒目の怖い演技も、そこまでのギャップと相まってぞくぞくします。

素では地声が意外と低い安田さんですが、ブルーのスーツを着ると可愛いスイッチが入るのか、ドリアイのブルーは天使かというくらいの可愛さでした。個人的に一番かわいいブルーは、47で告白の結果をナスに聞かれて答え、後ろで告白の時に彼女にしか見せてないはずの一発芸をやるメンバーを見たときの動きです。目の前に立つナスをよけてみようとするけど、ナスも隠そうとして一緒に体を動かすので、二人がまるっと可愛いシーンです。おなじくブルーとナスのシーンでお気に入りなのが、Heat up!のオーラス公演で、ブラックとレッドが立ち去ってしまった後のナスとブルーで会話するシーンです。ブルーであるときでは珍しく声のトーンが低く、尼感のあるしゃべり方のブルーがみられます。Heat up!ではグリーンはナスに「ナスレンジャー」と呼びかけますが、ブルーは「パープル」「むらさき」とブレブレなのも可愛いです。

イエロー

イエローさんは毎回キャラが変わる人です。Heat up!では仲間の分裂に不安になって泣き崩れるしかできない気弱なキャラ、47では不器用ながら同じく不器用でブルーを傷つけまいとしてから回るブラックの真意を察する聡明さや、彼女に裏切られて傷つきつつもはっきりとした態度を取り切れないブルーを包み込む優しさを見せるキャラ、PUZZLEでは身勝手なブラック、オレンジ、グリーンに怒り、喧嘩の末に刃物を取り出しちゃうようなちょっとアブナイキャラ、8ESTでは映画版の錦野くんに少し近しいようなキャラ、十祭ではブラックの想い人の美女を、はちもんの着ぐるみでナンパ(?)しちゃって結果レッドに矢を刺されちゃうちょっと悪い子と毎回キャラ変しています。エイタメではキャラがはっきりわかるシーンはなく、クールに扉のマジックを決めていました。

十祭ではただの強火赤担でしたが、それ以外では横山さんにかわいいかかっこいい見せ場を毎回割り当てられている印象です。

個人的ベストシーンは、47でオレンジに促されブラックの前に現れるシーン。ブラックのいう通り登場の仕方がずるいほどかっこいい。少しクサイセリフのやり取りですが、ブラックもオレンジも含めて彼らの仲の良さとかっこよさを感じられるシーンです。もうひとつ、PUZZLEではっきり白黒つけたる!という会話で食い気味にボケるシーン。スイッチが入って振り切った錦戸さんが見れます。おもろいのでお手元のPUZZLEで見てみてください。

映画版では自分に酔うロックを志す俺様キャラで、2では望まないキャラでファンができるも納得できず、ファンがいなくなったとしても自分のやりたい音楽を貫く姿を見せました。

役名は錦野 徹郎。

錦戸さん

錦戸さんも安田さんと似て、割り当てられたキャラをしっかりと演じている印象が強い方です。毎回キャラ変するイエローを演じ分け(?)しています。レッドは渋谷さんのアドリブによってキャラがコロコロ変わりますが、イエローとブルーは設定からキャラ変していてそれに錦戸さんや安田さんが対応しているように感じます。アドリブはあまり得意ではないようで、全員でブラックをいじったりがやがやするシーンでもあまり声が聞かれません。8ESTの特典のツッコミ集でも見れる通り、うまく突っ込めずにその下手な感じが逆に面白いのですが、彼も新喜劇が好きな関西人。公演数が多かったため回を重ねるたびにツッコミがうまくなり、ノリツッコミに挑戦したりさまざまなバリエーションを見せる器用さと成長の早さを見せています。

公演数が少ない十祭ではブルーにかみつくシーンはメイキングのリハからずっとぎこちないままで逆に笑いを誘っていました。また、急にスイッチが入ってボケることもあり、バブーンさんとレッドの大阪のおっさんの口喧嘩に見事な下っ端の輩キャラで乱入したり、47の沖縄公演では暗転のタイミングで「どろんっ」とつぶやくような茶目っ気を見せたりもしています。

グリーン

グリーンはHeat up!では大事なオチを担当していた割に47では暇だったり、PUZZLEでは能天気にかわいいって言われたいと不貞腐れたりと、こちらもかなりキャラがブレブレな印象です。PUZZLEでは必殺仕事人のネタ、十祭ではクローバーのネタのシーンがありました。一般的に、大倉さんと錦戸さんがイケメン枠と言われることが多いですが、∞レンジャーではグリーンはちょっと抜けたキャラを割り当てられることが多く、横山さんはかっこいいは錦戸、大倉はおもろいという認識なのかなと思われます。

PUZZLEと8ESTではブラックの打った弾丸がなぜかグリーンにあたってしまうし、エイタメでは低くてしょぼいフライングをしたり、少し高すぎて高い高い!!痛い痛い!!を連呼したりと、いまいちきまらないキャラが可愛いです。

個人的ベストシーンは十祭の口喧嘩で、(おそらく)元のセリフ通り「おいイエロー、お前はなんや」と言い放ったあと、しれっと「ちょっとゴリラ被りしとんねん」とつぶやいたシーン。大倉さんのボヤキの面白さはこういうとこでさりげなく効いています。イエローもちょっと驚いた様子で「ちょっとゴリラ!?」となっていたのでおそらくアドリブと思われます。メンバーに対して時折急に少し辛辣なツッコミを投げる最年少の図が見られます。8ESTのメイキングに収録されているバブーンさんのシーンでも姫のタイムリミットに間に合わなかったバブーンさんにしれっと「マジこのくそ野郎」とぼやいています。

映画版では鹿児島弁を話す実直で人が良すぎるキャラで、2では前田敦子さん演じる西郷さんにぞっこんでストーカーまがいの行動をとりますが、最後はなんだかいい感じの雰囲気になっていました。しかし2の大川君ビジュが良すぎてストーカーには見えん。

役名は大川 良介。

大倉さん

大倉さん面白さはコントでもさりげなく生きています。Heat up!の頃はまだ口数が少なかったといわれることも多いですが、オーラス公演でレッドのむちゃぶりなアドリブのせいで「掌のしわとしわを合わせて幸せ」というオチを遮られ、「人という漢字は人と人が支えあってできている」という展開をその場で編み出し、きれいにオチをつけるというセンスの片鱗を見せています。

8ESTではバブーンさんの下りで、おじいちゃんの名前を思い出せずその話は無しにしようというバブーンさんに「なんか悲しいことがあったんですか」と話しかけそれがきっかけでバブーンさんの面白い話が展開していったり、大阪のおっさんのレッドに便乗してバブーンさんにかみつくイエローに「下っ端や…」とつぶやいたり、実はしれっと面白いシーンの手助けをしたりしていました。

十祭ではアナ雪の下りのオチを任されたり、エイタメでは扉のマジックの扉の中のリアクションをする人を任されたりと、面白いところを担うようになっていっています。

初期の∞レンジャーでは、走らない、ふら~と移動、暇と言われて拗ねる、など当時ヘタレと言われていた様子が現れていますが、年を重ねるごとに大倉さんのお笑いのキレが磨かれ成長していった様子がレンジャーを通してみると分かります。(筆者が大倉さんの面白いところやボヤキが大好物で拾いすぎてるだけかもしれません。すいませんでした。)

映画版エイトレンジャーについて

2まで作られた映画エイトレンジャー。制作された2012年は、八周年の節目を迎える年で、初の五大ドームツアーを開催した翌年で、初のベストアルバム「8EST」を発売、紅白にも初出場と波に乗り始めたタイミングで、グループ主演の映画が製作され、しかもテーマがライブでやり続けていたコントという、ファンをターゲットにした内容で、それでも興行収入がでることが期待できるという事であり、関ジャニ∞の勢いを物語るものであると感じます。

2の公開された2014年も、自主レーベルINFINITY RECORDSが立ち上がり、年間6作ものシングルを発売。そのすべてウィークリー1位を獲得し、二度目の24時間テレビメインパーソナリティを務めるなど波に乗っています。

一作目の主題歌ERは初動売り上げ33.1万を記録し、映画のキャラクター名義で発売したシングルの初動売り上げの歴代一位記録を更新した、関ジャニ∞のシングル史上でも上位の売り上げを記録した作品となりました。

また、映画エイトレンジャーはヒーローものでアクションシーンが多く、ほぼノースタントでメンバーがこなしたという話もありますが、危険なところはスーツアクターさんが代理でやっています。その面子がすごいのです。手元に2の円盤しかなく、1は確認できませんでしたが、2のエンドロールに出てきた名前がこちら。

青木哲也 おぐらとしひろ 金田進一 藤井祐伍 藤田慧 内川仁朗 渡邉昌宏 

喜多川2tom  渡辺 実 蜂須賀昭二 今井康彦 前川 貴紀 永徳 

高橋 玲 蔦宗 正人 浅井宏輔 遠藤 誠 神前元 寺本翔悟 小笠原達哉 

及川雄也 勝呂 学  

中でも、おぐらとしひろさんは仮面ライダー電王リュウタロス役、藤田慧さんは仮面ライダーエグゼイドのレベル1、仮面ライダーレーザー役、永徳さんは仮面ライダーアクセル仮面ライダーゼロノスをはじめとする平成二期のほとんどの二号ライダーの役をそれぞれ担当されている、特撮ファンの間では有名な方です。他の方々も、沢山の特撮作品を経験されている方々で、この映画がちゃんと本気の特撮映画として製作されたことがうかがえます。内容について話すとながくなるので止めます。

まとめ

コント∞レンジャーは、横山さんを中心に、デビュー当時から関ジャニ∞の一つの武器として大切にされ続けてきたものです。初期はストーリー重視の寸劇のようなものでしたが、映画以降はライブ内でのパフォーマンスの一環としての面が強くなり、形を変えつつ長年演じられてきました。ファンが対象となるある意味内輪のライブという場でコントを通してアドリブで培われたバラエティ力は、関ジャニ∞のバラエティの基礎の一つと言えると思います。実際、声をそろえるシーン(PUZZLEの「な、ナスぅぅぅ~~~!!」十祭の「ほれーる矢ぁ?」エイタメの「し、しんごぉぉぉぉぉ~~~!!」)は年々息の合い方が上達していて、初見の時はこの人らジャニーズやのにコント慣れすぎや…と思いました。関西のグループとして、笑いを大切にしてきた関ジャニ∞にとって、コント∞レンジャーは彼らの個性であったといえると思います。また、関ジャニ∞がライブ内でコントをしたことによって関西の後輩もそれにならい、ライブ内でのコントという文化が受け継がれていて関西の色として欠かせないものになりつつあります。

初期に多く演じられた為、映像化されていない∞レンジャーは沢山あります。下に張った∞レンジャーのWikipediaに全ての∞レンジャーのあらすじが載っていますので気になる方は是非ご覧ください。2008年春の「試練の時 向き合えるのか、己の死と」の巻ではメンバーが己の死と向き合い次々死んでいくというストーリーだそうで、個人的に一番気になります。

コント∞レンジャーは、関ジャニ∞、ひいては関西ジャニーズの歴史を語るうえで欠かせない存在です。色が概念として大きな意味を持つ∞レンジャーは、もう映画の続編を作ることはかなわないでしょうがメンバーが減り色が減ってもなおやり続けてくれていることに、感謝しています。

最後まで読んでくださりありがとうございます。筆者の感情が強くにじみすぎた記事になってしまい申し訳ないです。

この記事がまたコント∞レンジャーを見直すきっかけになればうれしいです。まだ見た事の無い方も、ぜひご覧ください。

 

参考映像 

関ジャニ∞ Heat up! 2006 

関ジャニ∞ TOUR 2∞9 PUZZLE 2009 

関ジャニ∞ COUNTDOWN LIVE 2009~2010 in 京セラドーム大阪 2010

関ジャニ∞ KANJANI∞ 五大ドームTOUR EIGHT×EIGHTER おもんなかったらドームすいません 2012

関ジャニ∞ KANJANI∞ LIVE TOUR!! 8EST~みんなの想いはどうなんだい?僕らの想いは無限大!!~ 2012

関ジャニ∞ 十祭 2014

関ジャニ∞ 関ジャニ’sエイターテイメント 2017

関ジャニ∞ 十五祭 2019

関ジャニ∞FC内 関ジャニ∞TV

 

関ジャニ戦隊∞レンジャー - Wikipedia

関ジャニ∞ - Wikipedia