はじめに
こんにちは、おぞうにと申します。こちらは関ジャニ∞が大好きな1オタクが、関ジャニ∞のラブソングから架空の人物である「関ジャニくん」の人生を勝手に創り上げ、考察していく記事となっております。
突然ですが皆さん、関ジャニ∞と言えば失恋・玉砕ソングだと思いませんか?
私は関ジャニ∞のラブソング、特に失恋・玉砕ソングが好きです。彼らはデビューしてから季節を問わず、年がら年中玉砕していました。がむしゃらに玉砕したり、しっとり玉砕したり、玉砕して過去を思い出してみたり……我々はそんな玉砕し放題な関ジャニ∞のことが好きでした。
しかし、2017年に突然解禁された「Street Blues」という曲にオタクたちは震撼します。そこには
「呆れるほどに俺だけを好きにさせてもいいよね?」
「もう今日は帰さないよ」
など、明らかにモテる大人の男の発言ばかりが並べられていたのです。この爆イケ爆モテラブソングからは、かつての玉砕男たちの面影など微塵も感じられません。
私もスバラジで初めて聴いて震撼したのを昨日の事のように覚えています。
女性アイドルにしろ男性アイドルにしろ、容姿端麗で魅力的な人達に「私に恋してもいいよ?」とか「呆れるくらい俺のこと好きにさせてもいいよね?」とか爆イケ散らかしてる事言われちゃうのほんと弱いから1回street blues聴いてあと怖くて軽率に聴けなくなってる
— おぞうに (@natto_maze_maze) 2017年12月3日
多分ほんとにエイトのガチ爆イケに慣れてないんだと思うから早く慣れたい…
— おぞうに (@natto_maze_maze) 2017年12月5日
今まで片思いとか玉砕とかばっかりだったのになんで突然「俺を好きにさせてもいいよね?」って優位に立った感じで言ってくんの?!ずっと前から呆れるくらい好きですけど?!?!😡😡😡
street blues聴くたびに
— おぞうに (@natto_maze_maze) 2017年12月5日
関ジャニさん「呆れる程に俺だけを好きにさせてもいいよね?」
私「ずっと前からそうですけど?!😡😡😡」
ってなるしあんまりにも彼らの大人の色気が爆発してて聴きながら恥ずかしくて照れるし心臓は破裂して無くなる
当時は大変失礼ながら“君たちいつから大人の恋愛するようになったの?“と思っていました。
マジレスすればメンバーの平均年齢上昇に伴って曲の中の彼らも大人になっただけなのですが、ついこの間まで玉砕、付き合っても彼女の誕生日間違えたりクリスマスに時計が遅れたりした、お世辞にもスマートとは言えなかった彼らが、なぜ突然…
今回は関ジャニ∞のラブソングだけでセットリストを作成し、それを元に「関ジャニくん」という架空の人物とその人生を勝手に創り上げ、関ジャニくんが大人の恋愛に至るまでについて考察していこうと思います。
また、先に述べた“メンバーの平均年齢上昇に伴って曲の中の彼ら(=関ジャニくん)も大人になった“という考えに基づき、曲のリリース年と共に関ジャニくんの年齢は上がるのかどうかも同時に見ていこうと思います。
始める前に…
テーマを決めたところで手始めにざっくりと分類を分けていったのですが、関ジャニ∞のラブソングはあまりにも玉砕が多い。玉砕で更にカテゴライズ出来るくらい玉砕しとります。もしかして一生結婚出来ないんじゃ……?という一抹の不安すら過ぎるほどです。他のグループのラブソングの割合まで気になり始めてきました。
そして調査をするにあたり(ざっと)とった統計によると、関ジャニ∞は春に出会って別れて笑って泣いて、夏はちょっと恋愛しつつ仲間と盛り上がり、秋は消息不明、冬に1年分の恋をまとめてしていました。(高確率で失恋)
一気にまとめてやっちゃう癖はここから来てるんでしょうか。というか秋はどこにおんねん。
最初の彼女(20代前半〜社会人)
最初は関ジャニ∞的王道のThe・片想い〜女の子のおしりばっか追っかけてます〜系の恋愛です。
この時の年齢は大学生くらい。あんまり学生のイメージはありませんが、かと言って社会人感もない関ジャニくん。(そこはかとないニート感……)
この頃の関ジャニくんの良いところは、めげない所。どれだけ冷たくされても、深夜2時のお迎えコールも、とどめさすドタキャンも、しょげたりしないのです。改めて書くとメンタル強すぎてジワジワきますが、とにかく一途で可愛い。そのうち女の子が関ジャニくんの一途さに負けて、お付き合いが始まります。
しかし、せっかく無事に付き合えたのにも関わらず、関ジャニくんは彼女の誕生日を間違えてしまいます。好きな子のたった一言でグルメガイドを読み漁り、その子の大好物を並べ、全額持ってあげたら「紳士ぶってウケる」と言われるような空回りの権化的な関ジャニくん。サプライズで花束まで用意したのに期待の笑顔はドン引き、彼女を追っかけた先でコケて、チャリンコをドミノ倒しにしてしまうというやらかしっぷり。多分付き合って初めての誕生日で緊張してたんだと思います。
このように付き合う前も後もドタバタの2人ですが、相合傘でKISSするために色々計画して狙うのに全然できなかったり、喧嘩して別れようと言われかけても思わずキスで止めたりしながら、何だかんだで長く続きます。
クリスマスにはどんな入念な準備もぶっ飛ばす、時計が30分遅れているという尋常じゃないハプニング。例え2年、3年と長く付き合っていても、関ジャニくんのやらかし癖は治らないと思います。彼女はちょっと怒ってるけど関ジャニくんは楽しそうな図が2人のテンプレです。
しかし、2人が社会人になるタイミングで段々と雲行きが怪しくなっていきます。新卒で仕事に慣れることに手一杯になってしまい、徐々にすれ違っていく2人。昔は早とちりしてでもサプライズしていた誕生日も、今やバースデーコールを鳴らす余裕すらなくなってしまいました。こんなことで終わって欲しくはありませんが、まだ若い2人なのでここで限界を迎え、破局してしまいます。END
という訳で1人目の彼女とのセットリストはこんな感じでした。
- ローリング·コースター(2009)
- イッツ マイ ソウル(2007)
- Speedy Wonder(2007)
- アカイシンキロウ(2009)
- 一秒KISS(2009)
- キミへのキャロル(2015)
- Sorry Sorry love(2013)
最初というのもあって、とにかく関ジャニのラブソング∞における王道を意識して作りました。私たちの関ジャニ∞のイメージってこんな感じですよね。
余談ですが、キミキャロと少し悩んだWinter pop(2014)でも関ジャニくんはしれっとサプライズ失敗してます。(彼女を待たせてはいますが待ち合わせには間に合っているし、背伸びしたお店まで準備できているのでこの頃の関ジャニくんとはリンクしていないと判断しました。)
そしてやはり古い曲(=関ジャニ∞が若い時の曲)が多めです。
2人目の彼女(20代後半〜30代)
次に出会う人は少し抜けていて、関ジャニくんをよく心配させていますが、夢を持つ凛々しい女性です。初めは傍にいる2人ですが、図らずも遠距離恋愛をする事になってしまいます。
社会人として生き始めていく中で夢を持ち、夢追い人として出会った2人は、互いの夢を尊重しながらも想い合い、遠距離恋愛でも長続きします。関ジャニくんはいつかきっと相応しい俺になったら彼女をかっさらいに行くつもりで、夜な夜なしてる長電話の切ない沈黙を愛おしく思っています。
クリスマスには必ず会いに行って、いつもより長くキスしたり、いつもより強く抱き合います。そして遂に念願の同棲開始。おめでとう!久しぶりに会ってみたら少し痩せてた関ジャニくんを心配し、豪勢な料理を作る彼女。2人で描いた淡い“夢“を永遠と呼ぶから……と思いきや、幸せな時間は長くは続かず「互いの夢」か「2人でいること」のどちらかを選択しなければならない時が来てしまいます。
大人になって出会った2人でしたが、夢を追いながらも恋をしていた時間は2人にとっての青春でした。別れ話は穏やかに、綺麗に済みますがお互い1人になって泣くんですよ〜〜〜(T_T)自分の妄想で思わず泣くオタク
「好き」どころでは足りないほどの想いがあるけれど、この別れが互いの夢の為であり、2人の為であることを確かめるように、最後に困らせるように長いキスをして、お互い違う手に抱かれてもブレずに生きろよと約束をして、涙をこらえて街を出ます……
ラ・ラ・ランドかよと思った人、そうです。完全にラ・ラ・ランドです。2人は恋人同士でありながら、夢追い人同士の戦友のような関係でもありました。この恋はきっと2人の中で永遠に残るはずです。恋人同士じゃなくなっても、遠く離れても、お互いがお互いにとって特別な存在であることに変わりはありません。END
2人目の彼女とのセットリストです。
- cinematic(2009)
- あなたへ(2013)
- どんなに離れてたって傍にいるから(2009)
- 10年後の今日の日も(2004)
- Merry Go Round(2012)
- 青春ノスタルジー(2013)
cinematicにただならない哀愁を感じるのは私だけでしょうか。お互い想い合っていて幸せなはずなのに、メロディからは何か不吉な予感がします。そのイメージが強すぎるあまり2人を引き裂かずにはいられませんでした。しかしながらその効果もあって、今回の恋愛では恋愛偏差値のみならず人生において大事な偏差値も爆上がりしているはずです。
セットリストに関しても、前回と比べて2010年代の曲が増えてきました。やはり曲とともに関ジャニくんの年齢も上がっているように感じます。
3人目の彼女(30代〜)
気づけばすっかり大人になっていた関ジャニくん。前回の恋愛も然り、歳を重ねていく中で想像通りにならないことも沢山経験してきた関ジャニくんでしたが、ある日突然、素敵予想外な人と出会います。
その人は関ジャニくんにも負けないほどに元気で明るい人。じっとしてるだけなんて色んなことを損してると思うような、退屈はどっかに捨ててきちゃうような人です。自分と似ているようでどこか違う彼女に、関ジャニくんはどんどん恋に落ちてゆきます。今までしてきた恋は全部恋に似た別のもののような気がしてしまうほど、彼女との出会いに“運命“を感じているのです。
これまでの恋愛をコントラスト的だとするならば、今回はグラデーション。形式的に告白やデートをするのではなく、なんでもない時間を2人で過ごしていく中でお互いの気持ちを確かめ合っていきます。
改まって想いを口にしたことはありませんでしたが、2人ともお互いの気持ちは理解していました。そんな時に一緒に飲みに入ったバーで、関ジャニくんと彼女の瞳が合わさって……。出会った時から呆れるほどにお互いのことが好きでそれを知っていたのですから、特別な言葉は要りません。こうしてゆっくりと流れるように結ばれた2人は、同じ季節を何度も迎える中で笑い合い、ぬくもりを分かち合っていきます。そして夜風が優しい何気ないある日、「ありがとう」が増えるように、同じ未来を見つめ、歩幅を合わせて歩き出すのです。プロポーズの言葉は「ずっとそばにおってくれへん?」でしょうか。これからさらに愉快で素敵なBrand new dayが2人を待っているはずです。結婚おめでとう!END
最後の彼女とのセットリストです。
- EJ☆コースター(2014)
- エネルギー(2007)
- Faaaaall In Love(2019)
- Street Blues(2017)
- Winter Love Song(2016)
- ナイナイアイラブユー(2015)
という訳で、無事にStreet Bluesに辿り着いて結婚まですることが出来ました。前回かなりビターなエンドを迎えたので初手にEJ☆コースターを持ってくることに少し悩みましたが、関ジャニ∞の根底にある「明るさと楽しさ」は捨てずに大人になって欲しいという願いも込めてこのセットリストにしました。
また、今回のセットリストはエネルギー以外の全ての楽曲が2010年代のものとなっています。つまり、関ジャニくんと楽曲リリース当時の関ジャニ∞の年齢(今回で言うと30代)は、ほとんどリンクしていることになります。
おわりに
最後に出会った彼女とは言葉も要らないような恋愛をしましたが、形式に囚われず言葉の要らない関係が大人だとするのならば、関ジャニくんは“大人の恋愛“を達成したことになります。最初に感じた「どのような流れで大人の恋愛をするようになったのか」という疑問に対する1つの答えが出せたのではないでしょうか。
そして“メンバーの平均年齢上昇に伴って曲の中の彼らも大人になる説“も、立証と言って良いと思われる結果になりました。
しかし研究を通して、2000年代のラブソングは20代前半、2013〜2015年のラブソングは10代の学生(特に高校生)、2016年以降はアラサー〜30代の雰囲気を感じる曲が多く、2000年代から2010年代の楽曲の間で年齢の逆転現象が起きていることが発覚しました。
ちなみに今回は「恋人」だけにフォーカスを当てて考えていきましたが、
高校入学したばかりの頃にジャン負けで入った図書委員の先輩を好きになったはいいけど、先輩は同じクラスの野球部の主将が好きで放課後も窓から練習を眺めていて、その横顔を見つめることしか出来ない関ジャニくん-クラゲ(2013)
そのまま学年が上がって同じクラスの女の子を好きになるも、その子は1ミリも好意に気づいてない上に関ジャニくんのことをマジで何とも思っておらず、彼女の適当な発言に振り回されるだけ振り回されて玉砕する関ジャニくん-言ったじゃないか(2014)
というのも考えていました。これに関しても私の感じた逆転現象が当てはまっています。
“メンバーの平均年齢上昇に伴って曲の中の彼らも大人になる説“は立証されましたが、その説に基づいて考えた時に2013〜2015年で起こる年齢の逆転現象が気になる。という結果になりました。
また、ラブソングの系統を分けていたらフロマリやマスピのような“爆モテ遊び人ソング“も沢山あったので、「アイドル」のキラキラを魅せることも全然出来るのに敢えて玉砕しまくる関ジャニ∞に頭が下がりました。
他の方の考えた「関ジャニくん」の人生も見てみたいので、皆さん気軽にやってみて欲しいなと思います。自担とゴールインするまでのセトリを勝手に考えてみた、みたいなのも楽しいですよね。
初めてはてブロを書いたので果たしてこれがどんな風に読んでいただけるのか想像もつきませんが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
また書いてみたいなと思っているのでいつか、また…。